昭和のはじめ――
長野県の小さな農家に生まれた創業者の佐藤富雄は、希望を胸に上京しました。
目指したのは、未来を切り拓く「商い」の道。選んだ地は、活気あふれる川崎でした。

人々の暮らしに寄り添いたい。
そんな思いから、富雄は懸命に働き、商売を広げていきます。
家族と力を合わせ、川崎本店を中心に、川崎支店、神奈川区菅田支店、港南区上大岡支店と、次々に店舗を展開していきます。

昭和42年――
上大岡支店が誕生しました。ちょうどその年、近くには下永谷小学校が開校し、人も増えて新しい時代の幕開けを迎えていました。

2代目、佐藤忠司の時代へ。
忠司は時代の流れを敏感に読み取り、飲食店への業務用酒類の配達に力を入れ、商売をさらに発展させました。
一方で、地域の人たちにとって「なくてはならない存在」であり続けるために、
店舗を小さな酒屋さんからミニスーパーへと改装し「コンビニエンス サトウ」と名付け、身近なお店作りに心を尽くしました。

この頃に、将来を見据えた決断として、佐藤商店はボランタリーチェーン「エムシーチェーン」に加盟します。
その後、「エムシーチェーン」は全日食チェーンへと引き継がれていき現在に至っています。

平成18年――
2代目忠司が亡くなり、子供のころから親の仕事を見て育ち、そのお店を続けていきたいと思い3代目佐藤誠が後を継いでいます。
店舗の老朽化もあってこの時に思い切ってお店を改装しました。
この時に始めたのが、お惣菜とお弁当です。近所のお客様に毎日のようにお買い物に来て欲しい!
そんな思いを込めて毎日店内でお弁当やお惣菜を作っています。

「人と人をつなぐ、街に愛されるお店でありたい」
創業者 富雄の想いは、いまも脈々と流れ続けています。